このところ、急に寒くなりました。これまで暖かかった分、ずいぶん突然に感じたのですが、それは私が日中は外気温の影響を受けない館内にずっといるせいかもしれません。ですがこれもやはり最近頻発している異常気象と関連しているのかな、と考えてしまいます。
　寒い朝、晴れた日には青く澄み渡った空がとても気持ちよく、この季節はとても好きです。そういえば、私が幼稚園の時か小学生の時だったか、春夏秋冬の中でどの季節が好き？と聞かれて、秋と答えていたのを思い出しました。今では春夏秋冬どの季節も好きです。
　しかし、四季をこのように感じることができるのも、長くは続かないかもしれません。地球温暖化は着実に進行しているようですし、このままいくと2052年には工業化以前の地球の平均気温を3℃上回るというシミュレーション結果もあります。この+3℃という数字は、気候崩壊につながるボーダーラインだそうです(「Think The Earth プロジェクト」のサイト、「アースリウム」より)。これはあくまでも予測であり、このまま高度成長社会を続けていったら、ということなので、そうはならないように、たとえ小さな事であっても身近なところからできることを続けていきたいと思います。
　これは多くの使い捨て用具を用いる研究活動と矛盾するかもしれませんが、そのなかでも無駄を最小限に抑えることはできるはずですし、日常の多くの場面にもできることはあります。そして、100年後の人達にも（もちろんその先も）、移りゆく四季を感じてもらえることを願わずにはいられません。
　自戒を込めてこの場に書かせていただきました。