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2020.04.13

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参照記事「研究館より」

Sue

新型コロナウイルスの感染の広がりや対策の影響で生活の仕方を変えざるを得なくなっています。この先もどうしていけばいいのか、正解のない答えを求めて考えています。そして、そうだ中村さんはどんな風に考えているだろうか、と久しぶりにちょっと一言に立ち寄らせていただきました。3月4月の中村さんの言葉に「そうだそうだ、その通り」ととても励まされました。こんなひどいことになったのだから、「生き物としてのヒトの暮らしを丁寧に取り戻していくこと」を肝に銘じて社会を作っていくことなんでしょうね。名誉館長になられたということで関西からは離れられたのが少し寂しいですが、これからもちょっと一言をよろしくお願いします。

2020.04.13

1. 中村桂子(名誉館長)

<ちょっと一言>、読んでくださってありがとうございます。コロナウイルスは、ボタンを一つ押せば、たいていのことはできてしまい、最先端技術の専門家に任せておけば、楽しい社会が保証されるという風潮に待ったをかけていますね。

自分の体は自分で守りましょう。それには手を洗うことが一番大事というのですから。これは子供も大人も同じようにできて、自分を守るだけでなく他の人をまもり、社会全体を守るのですから素晴らしい。生きものとして自律的に生きることになりますよね。

手洗いという日常がたくさんのことを教えてくれます。この気持ちをこれからの社会づくりに生かせるのではないかと思うのです。

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