研究
2022.06.22
哺乳類の皮膚の角質について
アマミナナフシ
6/8の生命誌レクチャーはとても興味深かったです。
①すべての哺乳類の皮膚は柔らかく保湿した角質層になっているとのこと。(軽石に石鹼をつけてこする肘や踵の硬い部分だけが角質と思っていたのが、哺乳類の皮膚は全部角質で細胞は死んでいるところと知り驚きました。)
②ヒトの内蔵(内なる外の部分)は角質は全くない。(消化しやすいものを食べているから。)
ネズミの内臓(胃)は多くの部分が角質である!(硬いものを食べているので、それが胃に入っても耐えうるべく、角質ができているとのこと。)
【硬いもので刺激されると角質ができることについて。】
私の皮膚は硬くて注射針が刺しにくく血管も見えにくいとのこと。採血や点滴の時にどの看護士さんも注射針が刺しにくいらしく一回で済む注射のはずが何度もプスプス刺されます。それが嫌でこのところは「ここだと注射針からすぐ血が出るはずです。」と、その箇所指さすようにしています。
先日のレクチャーで、ネズミは硬いものを食べ過ぎて胃に角質ができたと知りました。私の皮膚は幼少の頃からアトピー性皮膚炎で掻きまっくていて、今は見かけはましになっているけれど長年の刺激により皮膚が分厚く硬くなっている(看護士さん談)
ネズミの胃袋と同じ「硬い刺激で皮膚が硬くなる」と知り面白く思いました。
2022.06.22
1. 齊藤わか(表現を通して生きものを考えるセクター)
6月18日の生命誌レクチャーにご参加いただきありがとうございました。
私たちの皮膚の角質が、独自の細胞死によってつくられているというお話や、レトロウイルスに由来する配列が、哺乳類の保湿された角質層のはたらきに重要であるというお話は印象的でしたね。
会場からのご質問も日常生活に根差したものが多かったようですが、「イルカの皮膚はどうなっているの?」と質問された若い方の着眼点にはハッとさせられました。参加した方みんなが、身近でありながら進化の物語をもつ皮膚に興味が深まったのではないでしょうか。
今後も多彩なテーマで催しを行なっていきますので、ぜひご参加ください。