その他
2026.08.06
救われたような気持ち
松尾久昭
AIがサイバー攻撃を仕掛けたというニュースに驚き、これでもしAIが自己複製するようになったら生命みたいなものじゃないのか?などと不安を感じていた矢先に中村先生の文章を拝読し、救われたような気持ちになりました。私の不安と先生のテーマは少しズレているのかもしれませんが、生命と情報との関わりについての新たなご考察やメッセージを、楽しみにお待ちしたいと思います。
2026.08.06
1. 中村桂子(名誉館長)
松尾久昭様
お考えお書き下さりありがとうございます。
今日は、AIの次に来ると言われる「AGI(汎用人工知能)」の本を読み、超知能の下での文明を考えなさいとの指摘に、また考え込みました。
私たちは、自分が得意なところをぐんぐん伸ばすのが得意です。コンピュータを含めて、分かっていることはどんどん進めます。一方で、全体を見なければならず、なんだかよく分からないところがある自然との対処は、決してうまく行っているとは言えません。
AIを進める方たちは、これで何でも解決するようにおっしゃるのですが、限られた所の先っぽだけを見ているような気がしてなりません。生きものについて、科学が明らかにして来たことを踏まえて、全体を見ながらAIに向き合いたいというのが今の気持ちです。なかなか難しくて一筋縄ではいきませんが、考えてはみよう。そんなところにいます。
よろしくお願いいたします。
中村桂子

