季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。
“行動”での検索結果を表示しています。(34 件の記事が該当しました)
RESEARCH
リズムに合わせてからだを動かすしくみ
田中真樹・岡田研一
体内時計は、24時間の日周期に生活をあわせるための時計です。一方、私たちが普段の生活の中で時間の長短を感じ、正しいタイミングで行動することができるのは別の時計のはたらきによると考えられています。私たちが無意識のうちに時間を測り、リズムを感じ、これに合わせて体を動かす背景には、「大脳基底核」や「小脳」による処理があると考えられています。とくに、小脳は数十ミリ秒から1秒程度までの比較的短い時間の処理に関係していて、リズム知覚や運動制御に重要と考えられています。一体どのように脳の中で独自の時間が生まれタイミングの予測が行われているのか、そのしくみを探ります。
RESEARCH
RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今
尾崎克久
「本能」のしくみから「生きる」を考える
母チョウは前脚で植物の成分を“味見”し、幼虫が食べられる葉にしか卵を産みません。練習して徐々に味見がうまくなるような時間はないので、この食草認識のしくみは本能としてプログラムされ、正確に受け継がれています。本能に関わる遺伝子から産卵行動までを総合的に解明し、チョウが食草を選んでいのちを紡ぎ、変化し進化する様子を理解します。
RESEARCH
RESEARCH 02 研究室再訪 生きもの研究の広がりと生命誌のこれから
吉村 崇
1996年名古屋大学大学院農学研究科博士課程中退。博士(農学)。名古屋大学大学院生命農学研究科助手、同助教授、同准教授を経て2008年より同教授。2013年より同大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授、自然科学研究機構基礎生物学研究所客員教授(-2019年3月)。
キーワード
SCIENTIST LIBRARY
「人間とは何か」を密林にたずねる
山極寿一
1952年
東京生まれ
1975年
京都大学理学部 卒業
1977年
京都大学大学院理学研究科修士課程修了
1980年
京都大学大学院博士課程単位取得退学(1987年 理学博士)
日本学術振興会奨励研究員
1982年
京都大学研修員
カリソケ研究センター客員研究員
1983年
財団法人モンキーセンターリサーチフェロー研究員
1988年
京都大学霊長類研究所助手
1998年
京都大学大学院理学研究科助教授
2002年
京都大学大学院理学研究科教授
2009年
京都大学教育研究評議会評議員(2011年3月31日まで)
2011年
京都大学大学院理学研究科長・理学部長(2013年3月31日まで)
2012年
京都大学経営協議会委員(2013年3月31日まで)
2014年
京都大学 総長
2006年
大同生命地域研究奨励賞
RESEARCH
脳の情報処理とまばたきの関係を見る
中野珠実
1999年東京大学大学教育学部卒業後、一般企業に就職。2009年同大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。順天堂大学 助教を経て2012年より大阪大学生命機能研究科ダイナミックブレインネットワーク研究室准教授。
SCIENTIST LIBRARY
初登頂の精神で心の進化を見つめる
松沢哲郎
1950年
愛媛県生まれ
1969年
京都大学入学
1974年
京都大学文学部哲学科卒業
同大学院文学研究科入学
1976年
京都大学霊長類研究所助手
1987年
京都大学霊長類研究所助教授
1992年
京都大学霊長類研究所教授
2006年
京都大学霊長類研究所所長
1991年
秩父宮記念学術賞
1996年
中山賞特別賞
1998年
日本心理学会研究奨励賞
RESEARCH
小鳥がさえずるとき脳内では何が起こっている?
和多和宏
2003年東京医科歯科大学大学院修了(医学博士)。米国デューク大学医療センター神経生物部門リサーチアソシエイト、北海道大学大学院先端生命科学研究院准教授を経て、2011年より同大学理学研究院准教授。
RESEARCH
味覚受容体遺伝子がむすぶ化合物と産卵行動
尾崎克久
2000年弘前大学(岩手連大)博士課程修了。博士(農学)。農林水産省果樹試験場りんご支場生物系特定産業技術研究推進機構ポスドク、JT生命誌研究館奨励研究員を経て2005年より同研究員。
RESEARCH
アナログかデジタルか? 滑らかな動きを生む進化
西野敦雄
2001年京都大学理学研究科博士課程中退。博士(理学)。東京大学新領域創成科学研究科助手、日本学術振興会特別研究員(自然科学研究機構)を経て、大阪大学理学研究科助教。現在はオタマボヤ類の研究を行っている。
SCIENTIST LIBRARY
動物はなぜ旅をするのかを考え続けて
塚本勝巳
1948年
岡山県生まれ
1971年
東京大学農学部水産学科卒業
1974年
東京大学大学院農学研究科
博士課程中退
1974年
東京大学海洋研究所助手
1986年
東京大学海洋研究所助教授
1994年
東京大学海洋研究所教授
2010年
東京大学大気海洋研究所教授
SCIENTIST LIBRARY
常に問いを立て続けて—免疫・嗅覚・そして次は
坂野 仁
1947年
福井県生まれ
1971年
京都大学理学部卒業
1976年
京都大学大学院理学研究科修了。理学博士
1976年
カリフォルニア大学サンディエゴ校研究員
1978年
スイス・バーゼル免疫学研究所研究員
1982年
カリフォルニア大学バークレー校助教授
1987年
同准教授
1992年
同教授
1994年
東京大学大学院理学系研究科教授
RESEARCH
大腸菌の極で鼻のようにはたらくセンサー
川岸郁朗
1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。米国エール大学博士研究員、名古屋大学理学部助手、名古屋大学大学院理学研究科助教授を経て、2007年より法政大学工学部生命機能学科教授。
RESEARCH
チョウの味覚から種分化を探る
尾崎克久
2000年弘前大学(岩手連大)博士課程修了。博士(農学)。農林水産省果樹試験場りんご支場生物系特定産業技術研究推進機構ポスドク、JT生命誌研究館奨励研究員を経て2005年より同研究員。
Research
ヒト・サル・ロボットから探る、心の進化と発達
板倉昭二
1959年生まれ。日本学術振興会特別研究員。京都大学理学研究科博士課程霊長類学専攻修了。
ニュージャージー医科歯科大学ロバートウッドジョンソン校、米国エモリー大学ヤーキース霊長類センター、大分県立看護科学大学人間科学講座などを経て、現在、京都大学大学院文学研究科心理学教室・助教授。ATR知能ロボティクス研究所との共同研究により、比較認知発達科学の新しい展開を探求している。
Essay
ダーウィンのミミズ研究とアフォーダンス
細田直哉
1971年生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。主な共著書、訳書に『アフォーダンスの心理学』(新曜社)、『アフォーダンスの構想』(東京大学出版会)などがある。
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2024年
あなたがいて「わたし」がいる
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2023年
生きものの時間2
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2022年
生きものの時間
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2021年
自然に開かれた窓を通して
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2020年
生きもののつながりの中の人間
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2019年
わたしの今いるところ、そしてこれから
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2018年
容いれる・ゆるす
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2017年
和なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる
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2016年
ゆらぐ
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2015年
つむぐ
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2014年
うつる
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2013年
ひらく
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2012年
変わる
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2011年
遊ぶ
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2010年
編む
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2009年
めぐる
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2008年
続く
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2007年
生る
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2006年
関わる
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2005年
観る
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2004年
「語る」 「語る科学」
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2003年
「愛づる」 「時」
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2002年
人間ってなに?
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2001年
「生きものが作ってきた地球環境」ほか
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2000年
「骨と形 — 骨ってこんなに変わるもの?」ほか
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1999年
「化学物質でつながる昆虫社会」ほか
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1998年
「刺胞動物を探る サンゴの一風変わった進化」ほか
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1997年
「花が咲くということ」ほか
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1996年
「ゲーリング博士が語る 目の進化の物語」ほか
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1995年
「生き物が語る「生き物」の物語」ほか
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1994年
「サイエンティフィック・イラストレーションの世界」ほか
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1993年
「生き物さまざまな表現」ほか
季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。
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動詞で考える生命誌
生命誌では生きものの本質を知る切り口となる動詞を探し、毎年活動のテーマとしてきました。これらの動詞を出発点として記事を巡る表現です。生命誌の活動の広がりと、独自の視点でのつながりが見えます。
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生命誌の世界観
科学、哲学、美術、文学など多様な分野の記事を「生命誌の世界観」の上に置き、統合する表現です。「生きている」をさまざまな視点から見つめてみませんか。
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生命研究のあゆみ
日本の生命研究の基礎をつくった研究者が自らの人生を語るインタビュー記事(Scientist Library)を総合する表現です。先生方の研究人生と、分子生物学誕生からの生命研究のあゆみを重ねた年表から記事が読めます。
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