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研究館より

ラボ日記

2023.03.01

志すきっかけは小学生のとき

1月、2月と外部の研究者の方にJT生命誌研究館にお越しいただき、講演会の講師を務めていただきました。いつもこのような会では、講演内容から多くのことを学ばせてもらいますが、講演の前後にいろいろなお話しを伺えるのも楽しく、有意義に感じます。分野が近ければ実験の裏技や新しい試薬などの情報は実質的に役立ちますし、論文には記載されない苦労であったり、失敗談などはその研究者の生き様(研究への熱意?)を知ることができ、私自身や同僚への励ましになります。
 しかし研究者とのこのような交流でよく思うのは、研究者が何か発見した時の感動やドキドキ感、(今後の発展への)ワクワク感を何か新鮮な状態で多くの人と共有できないかなということです。スポーツの世界だと勝負を決する瞬間はまわりから注視されて興奮状態を共有することができるが、科学の世界ではそのような瞬間やそのときの感情が共有されることはほとんどありません。本当にもったいないなと思います。
 研究者の経験や心の内は本当にいろいろで、参考になることがたくさんあると思います。お二方に簡単なインタビューをお願いして、快く引き受けていただきました。そのインタビューを記事にしていますので是非ご覧ください。

安岡有理さん
[報告&研究者インタビュー] 生命誌 研究者セミナーの開催 (1/20)「発生ゲノミクスで探る脊椎動物の進化過程」安岡有理博士
島田裕子さん
 [報告&研究者インタビュー] 寄生蜂の宿主乗っ取り大作戦

科学の研究者を志すきっかけが小学生の時にあったという回答には考えさせられるものがあります。科学を文化にするというミッションにおいては、もっと子供たちにアプローチしていく必要があるのではないかと。
 

動物多様化の背景にある細胞システムの進化に興味を持っています。1) 形態形成に重要な役割を果たす細胞間接着構造(アドヘレンスジャンクション)に関わる進化の研究と、2) クモ胚をモデルとした調節的発生メカニズムの研究を行っています。