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ラボ日記

研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。

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サマースクール2014

2014年8月18日

吉澤 靖貴

7月24、25日にBRHサマースクールが開催されました。サマースクールはBRHの研究や表現の活動を実際に体験する催しです。普通の大学に所属している場合、一般の方と2日間じっくりと実験に取り組む機会はほとんどありませんので、BRHならではの催しといえます。

私の所属する「チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ」には高校生2人と、大学院生の合わせて3名が参加してくれました。私は昨年の10月にBRHに入ったため、サマースクール生と同様、初めてのサマースクールでした。実験操作の指導という大役を仰せつかりまして、「アゲハチョウが産卵の目印になる化合物を見分ける受容体遺伝をからだのどこで発現しているかを調べ、部位ごとに比較してみよう」、という実験テーマでスクール生を迎え入れました。特に少人数制ということもあり顔色を伺いながら普段使うような専門用語を避け、例を使った説明を心がけたのですがこれが難しい。語彙力と想像力が足りないせいでしょうか。今の話わからなかったんだなという顔を結構な回数見ましたが、難しかったこと、興味が沸いたことがあればぜひ自身で調べてみてください。今はインターネットにスマートフォンと調べようと思ったことが手軽に探せる便利な世の中ですから。来年度はそんな顔をなるべくさせないように私も来年の夏までにアイデアを練っておきますので、生命誌に興味がある方はぜひ来年の夏にお会いしましょう。

[ チョウが食草を見分けるしくみを探るラボ 吉澤 靖貴 ]

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