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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【あなたの机にもBRHカードを】

遠山真理
 BRH前の桜並木もようやく満開になりました。今年の冬は寒かっただけに、ようやく春がきたのだなとホッとしている方も多いのではないでしょうか。多くの方が新しいスタートを切る4月は、SICPスタッフにとっては新年度のBRHカードの編集作業もいよいよ大詰めという時期でもあります。今回の表現スタッフ日記ではカード制作についてご紹介したいと思います。
 年に4回、みなさまのもとにお届けしている季刊『生命誌』が冊子からカードの形態になって今年で五年目。毎年新しい試みが加わっているのにお気づきでしょうか。2002年度は全く初めての試みということで、過去に例のないカードスタイルができあがったのですが、2003年度は記事カードを増やして内容を濃くし、2004年度には取りあげた研究を視覚的に生命科学の中に位置づける試みも始まり、2005年度は生きものの捉え方を芸術と科学とで比較するコーナーができました。常に新しい試みをしてこそ生命誌ですから、今度はどうしようと悩み始めたのが昨年末。SICPメンバーとのやりとりの中で見えてきた方向性が、今まで以上に「飾る」ことに重点を置いたカードです。
 カードはそれ自体で楽しめるようになっていますが、より詳しい内容を掲載したホームページ上のジャーナル、そして4号分をまとめた年刊号と組み合わせることで、より一層深みのある理解が得られるようになっています。例えば、パッと見て全体像をつかむのに適したカード。リンクを貼ることで情報を関連づけたり、動画を楽しめるホームページ上のジャーナル。物語として手にとりながら読める年刊号。この3つの媒体を組み合わせる良さを活かすためにも、カードならではの「飾る」ことができるという特徴にこだわることにしました。ただ、「飾る」といっても、単に美しいだけでは生命誌としては意味がありませんから、そこに生きもの、そして人間としての私自身を知る面白さを込める必要があります。それがいばらの道であることは百も承知でSICPメンバーそれぞれが編集作業に勤しんでいますので、詳細は5月15日の発行をお待ちください。みなさまのお手元に届いたカードが、机の上に、パソコンの横に、台所、玄関先などに飾られて、じっくり眺めながら生命誌について考えて頂く一助となることを願いながら、私も編集作業に戻ることにします。


 [ 遠山真理 ]

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