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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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お子さんと一緒にBRHへ!

2019年6月3日

星野 敬子

この4月、育児休暇を経て仕事に復帰しました。まるまる1年お休みをいただき、浦島太郎状態の数日を経て、カンを取り戻してきたところです。またどうぞよろしくお願いします。

子どもと生活するようになってわかったことは、お出かけがいかに大変かということ。子どもの体調(機嫌?)はころころ変わるので、予定どおりにはいきません。時間で動くこともとても難しい。子どもが飽きないよう、不測の事態にも対応できるよう、食べもの、おもちゃ、着替え・・・と荷物もたくさんになります。

1歳にもなると動きが活発になり、外に出ることが大好きなので、近所の公園によく遊びに行きます。娘はまだほとんど遊具では遊べませんが、花壇の植物とそこに集まるチョウ、地面を歩くアリ、私たちのおやつを狙って近づいて来るカラスに興味津々です。これからの梅雨の季節は、室内でゆっくり過ごせる場所に行きたいと思いますが、自宅からは少し遠いので二の足を踏んでしまいます。そんな時、BRHが近くにあったらいいのに!と切に思うのです。

BRHには、小さなお子さん連れのご家族もよく来てくれます。ベビーカーを押しながら展示を見てまわる方も。クロークでは荷物をお預かりし、飲みのもが飲めるスペースもあります。パネルや映像展示の他に、ハイギョやナナフシなどの生きものもいるので、直感的に楽しむことができます。

特に“お母さん”におすすめしたいのが「『生きている』を見つめ、『生きる』を考えるゲノム展」です。私たちの共通祖先の細胞のゲノムが、38億年かけて新しい種と個体を生み出し「わたし」につながる物語を描いています。ヒトのお母さんは、お腹の中の胎盤で赤ちゃんとつながり、いのちを育みます。この胎盤ってどうやってできたんでしょう?親のゲノムは子どもにどのように受け継がれるんでしょう?その答えは展示の中に。私が妊娠中、自分に起きていることを実感しながら何度も展示を観たように、“お母さん”(きっと、お父さんも)という視点からも、楽しんでもらえると思います。

毎週火曜から土曜日の10:00〜16:30開館しています。ぜひお子さんと一緒にBRHへお越しください。

[ 星野 敬子 ]

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