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みんなの広場

生命誌について

2023.11.17

柿くへば ・ ・ ・

参照記事「研究館より」

こう

子規の句や芭蕉に縁のある嵯峨野・落柿舎はじめ
柿と言えば日本の秋の風物詩。

一昔前まで、嫁入りには柿の苗を持参していたという
話が伝わっていますが、子だくさんになるようにとの願いと
冬の貴重な保存食として大切にされてきたんですね。

 柿の原種・ヤマガキは渋柿。
赤くなってもまだ渋く、甘くなり始めると鳥が突っつき出し
ヘタまわりが柔くなると落下、しばらくするとタヌキなどが
種を拡散してくれる・・・戦略ですね。

奥井様があげられた品種は、生でかじれる甘柿やちょっと
寝かして食べる不完全渋柿が多いように感じますが、野生に
ちかい渋柿を本来の食べ方で頂いてみてはどうですか。
・熟すまで寝かして、トロリとした甘い甘いのを頂く。
・お好みの硬さまで干して、冬のあいだに頂く。
  渋柿の糖分は、甘柿よりも多いそうです。

高槻から比較的近い柿の産地は、奈良の五条・吉野ですが
刀根早生・平核無・富有・松本早生富有を作っています。
 ここには果樹・薬草研究センターがあり、コンパクトな
柿博物館も併設。毎年この時期“一般向け開放デー”も開催
していますので、行ってみられてはいかがでしょう。

 わが家は、毎年コバエの来ないこの時期に、晩秋品種の
“愛宕”を干していますが、少し栽培もしています。
・庭に“愛宕”と真っ赤な紅葉が美しい“興津20号”
・鉢植えで“甲州百目(江戸柿)”
直径1尺の鉢でも、毎年5~10コ程採れるようになるので
実績の中からお好みの品種を選び 是非お試し下さい。
葉っぱが 柿の葉ずしに使われる程、抗菌性・防虫性が高く
育てやすい果樹です。

2023.11.17

1. 奥井かおり(表現を通して生きものを考えるセクター)

こうさま

柿への愛が溢れるコメントをありがとうございます。
鉢植えでも実がなるなんて、ぜひともやってみたいです!
こうちゃんさんは「愛宕」を干されているのですね。
うちでは年に数回柿を干しているのですが、品種がわからず
毎年何の柿を食べているのかわかりません。。

柿博物館、実(じつ)はこの数年、毎年訪れています!笑
200種類ほどの生の柿が並び、何度見ても圧巻で、飽きずに何度も行ってしまいます。
柿博物館で購入した江戸柿はとっても大きくて、数個吊るすと紐が千切れてしまいそうでした。

人によって柿は食べ方にそれぞれ好みがありますね。
淡路島で行った聞き取り調査では、熟した柿を“ずくし”と呼んでいる方が何名かいらっしゃいました。
「おれは“ずくし”が好きでなぁ」という言葉を聞きながら、(わたしはカリッカリの硬いのが好きだなぁ)と
心の中で考えておりました。
いつか、青い(緑色の)柿が売っていて、好んで食べていたのですが
その頃は品種に注目していなかったので、何の柿だろうと最近調べたところ
太秋という品種は、青いままでも食べれるそうで、それだったのかもしれません。
そんな太秋も富有と次郎の掛け合わせのようなので、完全甘柿なら青いままでも食べれるのでしょうか。
ここ数年は青い柿が売っているところに遭遇しないので、
こうさんのように自分で育てて、青い柿を食べることを目指してみたいと思います!

2023.11.21

2. こう

奥井かおり 様
嬉しいですね。果樹・薬草研究センター、よく行かれているんですね。
ここでは、奈良県が普及に力を入れていて奈良市内に料理店がある
“セリ科の大和当帰”も研究されています。
今度行かれたら、葉っぱを1枚頂いて味見してみたらいかがでしょう。

“太秋”は 私の知る限りで、愛媛・西条の山内果樹園で作っています。
“柑橘のせとか”が主体の農家さんですが、私が信頼しているところです。
連絡先はHPで、愛媛・西条・山内果樹園を入れるとすぐわかります。
“太秋”は青くても食べれるか・・・お聞きになってください。

 

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