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2025.10.17

中村桂子先生 ありがとうございます

参照記事「研究館より」

yu

中村先生の詩「手」は、金子みすゞさんの詩を思い出します
先生は科学者であり、心(魂)を動かされる人であるといつも思っています
先生のファンとして、一度お便りしたかった者です
命をつむぐ手でありたい

2025.10.18

1. 中村桂子(名誉館長)

Yu様
 コメントありがとうございます。
たまたま今日読んでいる本に、「ホモサピエンスは、ネアンデルタール人には決して作れなかったものを残している。」とあって、精緻な骨製の道具や縫い針などがあげてありました。細い骨に小さな穴をあけて針をつくり、縫いものをするという手仕事ができたのが、私たちの祖先だったということです。それが生き続けることにつながったとも言えるでしょう。そのような丁寧な生き方を忘れないことが大事ですね。
 またお気づきのことがありましたら書き込んで下さい
                 中村桂子

2025.10.22

2. yu

中村先生からお返事いただき、胸が高鳴りました。ありがとうございます。
皆さんのコメントは生きものに関することが多いなか、私の内容は門外漢のようで恥ずかしいですが、先生にお話しできる喜びの方が強く、再度コメントいたしました。
私は手芸(刺繍、フラワーアレンジ、パッチワーク)に熱中しています。手芸の体験講座などにも参加するのですが、女性の参加者が多いこととその技術の高さとセンスの良さに驚かされます。手仕事はホモサピエンスが祖先だったことと繋がりがあるのですね。手芸に熱中して飽きることがないのは祖先から伝わってきたことだったと合点がいきました。
もう一点、中村先生の詩を読ませていただいてから、好きな詩人の詩集を読み返してみました。長田弘『人はかつて樹だった』(みすず書房)のなかの
一篇「森をでて、どこへ」を読んでいますと、中村先生のご著書と繋がっている感覚がありました。そのことをご報告したくてお便りしました。
(前略) みんな、でてきたのだ。/人間は、森の子どもだ。/森を離れて歩くことを択んだ/孤独な、森の子どもだ。/それぞれが、それぞれに/…… 

2025.10.22

3. 中村桂子(名誉館長)

yu様
 刺繡をなさっていらっしゃるとのこと素敵ですね。まさに手仕事ですね。私も若い頃は、刺繍やレース編みで家の中のものを作ることを楽しみました。当時はスウェーデン刺繍が流行っていて、ピアノカヴァーなど今も使っています。最近はダメですね。
 長田弘さんは私も好きな詩人です。生命誌と重なるところがたくさんあり、生命誌に関心を持って下さいました。ご紹介下さった詩もそんなことを感じます。
                       中村桂子

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