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研究館より

中村桂子のちょっと一言

2020.01.06

年を重ねながら若い人に向き合う

2020年が明けました。おめでとうございます。誰もが心からおめでとうを言い合える年になりますようにと願います。

ネズミは私の年、7回目です。若い頃は、70歳を過ぎてテニスを楽しんでいる先輩を見て、あの年齢でどうしてできるのかしらとふしぎに思っていました。ところが、80代になった今、同じ年代の仲間が未だに毎週テニスを楽しんでいるのです。週末に時間ができた時は、私も参加して楽しくボールを追いかけています。外からどう見えているかは別として、本人たちの気持は昔とまったく変っていませんので、こんな風によいお仲間と一緒に年を重ねていくのがよいのかなと思っています。仕事、音楽、美術、庭仕事などなど、すてきな方たちがいて下さるので、今年も毎日を楽しみながら小さなことを積み重ねていきたいと思っています。

社会のことも考えなくてはいけませんね。これは相変わらず「生命誌」で、「人間は生きものであり、自然の一部」というあたりまえのことを考えていきます。最近さまざまな分野の方に「人間は生きもの」って今大事な考え方ですねと言われることが増えました。お仲間をふやすよい機会かもしれません。

昨年末には、環境についてスウェーデンのグレタさんを中心に若い人から苦言が呈されました。国内では、大学入試で大事なことは何かがわかっていない大人たちのいい加減さに、若い人たちからちゃんと考えずにおかしなことをしないで下さいという註文がつきました。小さなことしかできませんが、「若い人たちと一緒にこれからを考える大人」でいたいと思います。

今年もよろしくお願いいたします。

中村桂子 (館長)