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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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百聞は一見に如かず

2013年10月15日

有馬えり奈

突然ですが、表現を通して生きものを考えるセクターって名前、長いと思いませんか?もちろんただ長いだけではなく、思いを込めたからこそ長いのです。外への宣伝活動をする「広報」ではなく「表現」をする。私たちスタッフの一人一人が「表現者」としてものづくりに関わり、その表現をスタートとして生きものについてみなさんと一緒に考えたいという思いです。部署名を英語で表記するとCommunications and Productionです。実は元々Science Communication and Productionでしたが、Science communicationにみな違和感を感じており、ScienceをとってCommunicationを残しました。生命誌は生物学を軸に、広く科学を、さらにはさまざまな芸術に学びながら「生きていること」を考えるために、研究者だけではなく哲学者、作家、探検家など人と人とのつながりを大切にしています。そこで語り合い、見出した新しい知見を表現することでみなさんと共有したいという思いです。

生命誌に興味をもった方は、可能であれば、まず研究館にお越しください!WEBにもたくさんの情報は掲載していますが、やっぱり来て見て実感していただくのが一番です。当館には「スタッフによる展示ガイド」(事前申込が必要です)があります。考えていく過程を伝える展示を、案内スタッフがより魅力的に解説し、みなさんが感じたこと、考えたことを語り合うことができます。(語り合うというと静かなイメージですが、実際はホー!!!とかわー!!!などの歓声がよく聞こえます。)もちろん、自分のペースでじっくりと展示をご覧いただくのも良いと思います。でも、みなさんが当館に来られて、生命や生命誌について考えたことを是非教えてもらいたいので、感想ノート(休憩スペースにあります)に思いを書き込んでいただけたら嬉しいです。ツアーやシンポジウムなどの催しも毎月開催しております。いろんな角度から生命誌を楽しんでください。

[ 有馬えり奈 ]

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