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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【春の訪れとともに】

2016年2月15日

森 光平

まだまだ寒いですが春が来そうな日差しになってきました。私は寒いのはとても苦手ですが春が近くなった冬は好きです。大阪の冬の風のない晴れた日は空気もカラッと乾燥していて気持ちよく、春が近づいてくる匂いも何となく感じられます。さらに少しずつ植物の新芽や昆虫がいるのを見かけるようになると、厳しさを乗り越える生命のたくましさも感じられて気持ちも明るくなって励ましてもらえる良い時期です。春になるとBRHの目の前の桜も満開になります。綺麗な桜吹雪の中を通ってBRHにぜひお越し下さいね。

さて、私は今春4月から関西の公立学校の教員として働くことになりました。約10年の長かった学生生活に終止符を打ち、ついに働き始めます。今はもはや働くことに対して緊張したり、不安を感じたりすることはなく逆に早く働きたいと高まっています(笑)

そんなわけで、この3月にBRHを退職することになりました。BRHには約2年間お世話になり、これまでたくさんガイドをさせていただきました。当初から「どうすればわかりやすく、要領よくガイドができるだろうか」と頭を悩ませては最後まで答えを出せず終いでしたが、笑顔で聞いてくださり、素直なご意見などをくださった皆様方にとても感謝しております。また中村館長始め、色んな方のお話をガイドという名目で一緒に聞かせてもらえたり、表現スタッフの方の「表現すること」へのこだわりをみせてもらって感銘を受けたり、できた作品なども単純に楽しんでいたり、「実はガイドスタッフが一番美味しいポジションなのでは?」と思えるほど、働きながら学び、楽しませていただきました。内部の人間が純粋に楽しめる研究館です、皆様もぜひたくさんお越しください。

今年度で私は退職しますが、これ以降も個人的に、また学校の校外研修などでも利用させていただくでしょうし、あまり寂しさは感じていないのですが、ガイドスタッフとして働けなくなることは少し残念です。しかし学べたことはたくさんありますので、今度は教育現場でBRHにて学べたこと、そしてBRHの良さを伝えていこうと思います。2年間という短い期間ではありましたが、皆様どうもありがとうございました。

[ 森 光平 ]

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