生命誌の広場

みなさんからのご意見

中村桂子のちょっと一言

Re: AIについて調べた事

投稿日:2019.03.09 ニックネーム:ミッキー

コメントありがとうございます。サールなど読みかけの本もあるのですが、アントニオ・ダマシオをチラッと見て、先ずこれから読もうと決めました。生命誌につながる、本当に面白そうな本だと感じます。ゆっくり、たっぷり楽しめそう。

お返事

投稿日:2019.03.12 名前:中村桂子館長

お読みになったらまたいろいろお教え下さい。

AIについて調べたこと

投稿日:2019.03.06 ニックネーム:ミッキー

私は、人間を機械だと考える人々が作るAIに何かしらの違和感を感じています。AIについて調べた事を箇条書きにしました。ご参考になるかどうか解りませんが、ご一読いただければ幸いです。

●AIの仕組み:
最近のAIで主流の技術はCNN[画像系]やRNN[言語系](-NNはニューラルネットワーク)だそうです。大脳の神経細胞を手本にしていて、神経結合は数式で定義しています。しかし、この神経回路を模倣する仕組みが“答えは出たけれど、そこに至る過程や理由が解らない”という状況を作り出しています。
●AIの作り方:
一般の人でもAIは作れます。ネットで公開されているツールが使えます。例えば、犬や猫や人を認識し区別するAIを作るには、何千もの犬猫人の画像を読み込ませて学習させます。そして、犬の画像を入力した時に、ネコやヒトではなく「イヌ」と答えるようにAIを教育します。理屈はそうなのですが、犬猫人の画像を沢山集めて教師データを作るのが大変なので、そう簡単には作れません。
●AIの応用状況:
車の自動運転や、会話するAIスピーカーが有名ですが、車の自動運転はまだLevel 2です。一方、最近は人間を助けるAIが登場しています。例えば、(1)食道癌の早期発見を熟練医師並みにできるAIが開発され、食道癌診断の経験が浅い専門医の補助をするそうです。(2)万引きが深刻なコンビニ業界で、店長に変わって24時間不審者を監視するAIも登場しました。(3)人手不足で耕作放棄された農地に、AIで自動運転する農耕機械が開発されています。(4)介護支援用AIロボットは、高齢化と介護者の不足が深刻な日本に、今後必要になると思います。現時点でAIは「人間の仕事を奪う」というより、人間を助ける側に立っているようです。もし敢えて否定的な予想をすれば、人間の権力・武力・金力に手を染めるAIは危険な感じがします。
●車の完全自動運転(Level 5)を目指すアメリカのAI研究者によると、脳の“海馬”は短期記憶や空間認識だけでなく、近未来の予測もしているそうです。人間の危険察知能力をAIに取り込みたいようです。AI研究者は常に人間を研究しています。そういう意味で、彼らが作っているのは“人間もどき”です。

●AIのガイドライン:
悪意を持った人間が“危険なAI“を開発するのを防ぐ為の国際的な安全ガイドラインがあります。AIの研究や倫理などについて基本方針をまとめた「アシロマAI−23原則」が2017年に発表されているそうです。しかし、いくらガイドラインや法律ができても、ゲノム編集ベイビーが誕生したように、それを破る人間は現れます。新しい道具を手に入れた人間が人間を傷つける、“人間の自滅”はごめんですね。

お返事

投稿日:2019.03.07 名前:中村桂子館長

お調べ下さったようなAIの現状を皆がよく知り、大量データを活用して利用できるところを上手に使っていく社会をこれから考えなければなりません。そのためにはまず、人間が生きものとして賢く生きる必要があると思っています。そこに生命誌の役割があると考えてさまざまな勉強をしていくのが今必要なことです。

BRHメールマガジン vol.351

投稿日:2019.03.06 ニックネーム:桜前線

季節は、もうすぐ「春」:虫や、他の生命たちも出てくる「啓蟄」です。
vol.351について感想を記載したいと思います。
【中村桂子のちょっと一言】
「蟲愛づる姫」の新な解釈。また、R.サールの「自然主義」:生命学を取り入れていくこと。そして、アントニオ.ダマシオ等の 全て「生き物」につなげて考えていく。など、生命誌(学)の左右の「領域」や、関連の学問(特に館長のおっしゃる):「哲学」と「脳科学」を研究・勉強していくことは、「生命誌」を進展させていくことに重要と再認識しました。(館長様の文章は少し高等で、しっかり理解するため3~4回読み返しました)

【西川先生の 進化研究を覗く 第118回「Ⅲ 新しい情報社会」】
ず~っと、西川先生の研究を読んできました。コツコツと進展して、よくここまで、組織的に研究を進められて、「AASJ」への取り組みも見事で、もうすぐ「完成」が観えて来ている様で、期待しています。
では、研究館の皆様、お体健康に!

お返事

投稿日:2019.03.07 名前:中村桂子館長

生命誌の新しい方向について御理解いただきありがとうございます。これから少しづつ勉強をしていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

お返事

投稿日:2019.03.12 名前:西川伸一顧問

今後は、AASJの方で様々な企画を行いますので、よろしく。

Re: 天然知能と生命誌

投稿日:2019.03.05 ニックネーム:ミッキー

生きもの感覚で観る日常の世界。穏やかで、ワクワクですね。
実はもう一つ報告があります。AIについて調べました。連続の投稿になりますが、よろしくお願いいたします。(難しそうなサールさんやアントニオさんは、その後でゆっくりじっくり楽しみながら・・・)

お返事

投稿日:2019.03.06 名前:中村桂子館長

私も少しづつと思っています。御一緒に勉強させて下さい。

天然知能と生命誌

投稿日:2019.03.03 ニックネーム:ミッキー

「天然知能」を読みました。この本は天然知能の解説にあたって、「言葉による解説」と「モデル(図)による解説」をしています。天然知能自体を説明するモデルは最初の3つで、残りの20ほどはモデルの発展系でいろんな事象を説明しています。しかし、この部分が特に難解、というより趣旨が理解できませんでした。その代わり、「言葉による解説部分」は理解できました。いささか解説調ですが、ご一読いただければ幸いです。

郡司ペギオ幸夫さんは、天然知能を「知覚できないが存在する“外部”を受け入れる知性」と定義しています。それに対する知性として、(A) 自らの経験によって鍛え上げられた一元的価値観によって、全ての知覚されたものを評価する知性と、(B) 世界に対する正しい知識という意味で、「客観的知識」を指向し、自分はそれを所持していると信じている知性、の2つを挙げています。これらからペギオさんの考える天然知能の位置付けが分かります。
本の中程に、天然知能が持つ「向こう側感」の説明があります。私が一番知りたいと思っていた内容です。それは、
人間は左右の目の視差によって目の前の景色に遠近感や立体感を感じていますが、遠景になると左右の網膜に映る景色が同じになり、遠近が感じられない“平面景色”になります。彼はその位置を「スクリーン」と表現しています。そして、天然知能はそのスクリーンの「向こう側を認知する知性」だと語り、その感覚が天然知能の「向こう側感」だと言います。
中村館長は、私の「想像物語」を見て、これは生命誌であり「生きもの感覚」だと仰いました。「想像物語」は、食草園の周りの壁(スクリーン)を透かして見て、その“向こう側”に生命誌の世界を描いています。この感覚は、天然知能の「向こう側感」と一致します。だから、“天然知能は中村館長の仰る「生きもの感覚」である”ということが、ペギオさんの言葉で確認できました。
生命誌で大切な「自然との一体感」は目の前にある自然の風景の「向こう側」にある“活き活きとした自然”を“実感”することです。それは多くの現代人が失ってしまった感覚ですが、生きものは普通にそうしている感覚(生きもの感覚)だと思います。

追伸1:
割愛しましたが、ペギオさんは「外部」としてもう一つ「無意識あるいは潜在意識」を挙げていて、「向こう側感」と合わせて、天然知能の心の動きをモデル1〜3で説明されています。
追伸2:
“ペギオ”の名の由来ですが、お子さんが生まれるときに奥さんに名前ぐらい考えてよと言われ、「ペンギン」にすると言ったら即座に却下されたそうです。でも、せっかく考えたのだからと、自分のミドルネームをペギオとしたらしいです。彼はおそらくお子さんにファーストぺンギン(先駆者)になって欲しかったのだと私は勝手に思っています。なんとも愛すべきキャラクターの方ですね!

お返事

投稿日:2019.03.04 名前:中村桂子館長

ていねいにお読みになった御報告ありがとうございます。楽しく拝読しました。「生命誌」ではここで言われていることを小ちゃな生きものを通して日常の中で考えていくつもりです。よろしくお願いいたします。

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