生命誌の広場

みなさんからのご意見

中村桂子のちょっと一言

Re:生きものの「こころ」を考える

投稿日:2018.11.11 ニックネーム:ミッキー

コメントありがとうございます。1つの細胞が分裂を繰り返し分化して脳になる。「こころ」という言葉が持つ深い意味をよく考えながら学び続けたいと思います。よろしくお願いいたします。

お返事

投稿日:2018.11.12 名前:中村桂子館長

「こころ」はまだまだこれから勉強ですので、少しづつと思っています。

生きものの「こころ」を考える

投稿日:2018.11.09 ニックネーム:ミッキー

箇条書きのレベルですが、御一読いただければ幸いです。

1. 研究館のレクチャーで、ミツバチの小さな脳を見せてもらって驚きました。ヒトの脳と同じように左脳と右脳があり、しかも左右の脳で神経の連絡(未交差?)もあるそうです。ミツバチは8の字ダンスによる高度な情報伝達能力や学習記憶能力、高い社会性を持ちますが、ヒトの脳と相似性のある構造であることを知ると、ミツバチはヒトの「こころ」の原始的なものを持っているのではないかと感じます。この左脳右脳の構造がどれだけ多くの種で保存されているのか知りたいところです。何れにしても、脊索やそれ以前からヒトの脳に至る進化を基軸にした生きものの「こころ」の共通性と多様性を考えることは興味深いことです。

2. 昆虫などの小さな生きものは、脳が小さいのに対して触覚やヒゲなどの優れた感覚器を持っています。例えば、チョウの食草を見分ける味覚器、トンボは視覚依存で、アリは嗅覚依存だそうです。ということは、視聴触味嗅の五感を基にしてヒトの大脳が創る「こころ」の世界に対して、感覚器優位の生きものが持つ「こころ」の世界は、ヒトにとっては異次元の世界だと思います。昆虫だけでなく、例えば、イヌは優れた嗅覚でどんな世界を見ているのでしょうか。さらに、最初に感覚機能を持った生物は単細胞生物ではないかと思います。外界を感知して、外界と自分を区別することが“個の確立”になったのでは?

3. 生きものの世界を見渡して感じることは、生きものは普遍的に“共存共生のこころ”を持っていると思うことです。それは、たとえ食物連鎖のどの位置にいようともです。“共生”の例は自然界には枚挙にいとまがないと思います。さらに、30億年以上遡って眺めると・・・酸素をエネルー源とする単細胞生物が、他の単細胞生物に食べられてその中でミトコンドリアとなって共生して動物細胞になったこと。さらに、そこに光をエネルギー源とする単細胞生物が加わり葉緑体として共生するようになり植物細胞になったと考えられているそうです。“共存共生のこころ”は単細胞のときから始まっていると思います。加えて、ヒトの体は大腸菌や単細胞生物由来の多種の細胞の共生体だと気がつきます。

4. ヒラヒラとランタナの花の周りを飛び回るチョウはいかにも楽しげです。彼らは生きることが本当に“楽しい”のだなと感じます。

●ジルさんについて
中村館長のグリア細胞に関するご講演の冒頭でジル・テイラーさんの名前が出てきて驚きました。数年前のNHKのTEDという番組で彼女のプレゼンを見て感動していたからです。脳科学者の彼女が左脳に脳卒中を起こした時、彼女の右脳がもたらせた不思議な世界についての体験談でした。彼女は最後に「いつでも好きな時に右脳の世界に入れたらいいのに」とおっしゃっていました。うまく説明できないのですが、私は彼女の右脳の世界は前出のチョウの「こころ」に通じるものがあると感じています。

お返事

投稿日:2018.11.09 名前:中村桂子館長

ありがとうございます。意識、精神などというと難しいですが「こころ」は恐らく、小さな生きもののところから始まっているのかなと思います。これから考えなければなりません。

生き物としてのこころ

投稿日:2018.11.07 ニックネーム:アリス


「こころ」「わたし」というものはどのように形成されるのだろう、ということに若い頃から興味がありました。つい先日も40年程前に出版されたボロボロになった精神分析の本を読み返したところです。学問としての心理学は「からだ」をあまり意識せず、医学は「こころ」をあまり意識せずに進んできたように思います。けれど臨床で扱うのはまるごとの人間です。中村先生のおっしゃるように「こころ」の生命誌が必要だと思います。生きている不思議を実感しつつ日々の生活を送ることで、愚かな争いをしない「こころ」につながるのではないかと思っています。

お返事

投稿日:2018.11.07 名前:中村桂子館長

私は難しいことを考えるのが苦手で日常の中でどうしてもとならない限り、そこから逃げているという、言ってみれば怠け者です。「こころ」も、ふだんの生活の中で大切にしなければならないのはあたりまえですから、それは心がけています(まさに「こころ」ですね)。でも正面から考えるのは・・・でもきちんと考えなければいけないという気持になってきました。このままではいけないと思えて。ポチポチ勉強ということですので、いろいろお教え下さい。

生命誌と「こころ」について

投稿日:2018.11.05 名前:長谷川源治

日本経済新聞2006年9月29日(夕刊)記事の「人間発見」の中で中村館長の記事を読んで21世紀は生命科学の時代を強く感じました。2006年8月16日山中教授の万能細胞の発表は衝撃的でした。この時点で「こころ」もIPSで変えられるのか興味が続いています。中村館長の生命誌の世界とちょっと一言は胸に打たれ日常生活が楽しいです。IPSと生命誌を学んでいく過程で京大の「こころの未来センター」と出会いました。世界でも研究機関としては京大だけだそうです。設立から10年を経て、吉川センター長から送られてくる学術広報誌「こころの未来」は生命誌と重ね合わせて興味が湧いてきます。15号の中で山極大学総長の「私はゴリラのこころが身体とぴったり結びついていることがわかった。」とありました。私は近所で飼っているオウムと結びついているなと感じています。蟻や蝶、カエルなど小さい生き物でも人と結びついていると思います。京大ではこころを脳神経から研究するMRIを利用して成果を得ています。京大のこころの未来センターではこころとからだ、こころといきかた、こころときすなの3つの領域で幅広く研究を推進しており生命誌研究館と連携でこころ学を創生できれば権力や金力に振り回されなくなるのではないかと考えています。

お返事

投稿日:2018.11.06 名前:中村桂子館長

京大の「こころの未来センター」はとてもよいお仕事をしていらっしゃいますね。私もこれから「こころ」を少しづつ学んでいく中でセンターの方たちに教えていただきたいと思っています。ゆっくり、ゆったりとやっていこうかなと。

ふつうの女の子の力 

投稿日:2018.10.28 ニックネーム:やっちゃん

書店の本棚で、「ふつうの女の子の力」を見つけました。中村先生が読まれた本は、私も子どもの頃、時を忘れて夢中になって読んだ本でした。納得です!!わかる、わかる。
そして、同じ棚で見つけた「ゲノムを読む 人間を知るために」を手に取り、読んでびっくり。私の知りたいと思うことが、ここにありそうだ、と思い購入しました。二年がかりでニック・レーンの「生命、エネルギー、進化」を読み終えて、命のダイナミックな連動に感動していたところです。読んだ後に世界の見え方が変わる感じです。

お返事

投稿日:2018.11.01 名前:中村桂子館長

同じ本を楽しんだお仲間であること、とても嬉しいです。このようなおんなの子の気持を生かせる社会にしたいとお思いになりませんか。

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