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ものみなひとつの卵から

はじまりは卵。
卵に発生という時間が流れることで、生きものの形がつくられていきます。

2008.3.20~ 1F展示室1

私たち多細胞生物の始まりはたった一つの細胞、受精卵です。カエルもチョウもサカナもヒトもそれぞれの発生の時間を経て、からだの形がつくられ、生まれ、世界に飛び出します。部屋の中央のパネルには実物の卵を集め、まわりの壁にはパズルや仕かけと組み合わせて発生と進化を考える映像を流しています。生きものがみなたどる発生というプロセスに注目し、実物や映像を交えながら環境との関わりの中でからだづくりを柔軟に変化させてきた進化について考える展示です。

みどころ01

卵を観察してみよう

部屋の中央に大小25個の卵を集めました。固い殻に覆われたトリの卵から薄いサヤに包まれた3つ子のミミズの卵、肉眼では見えないマウスの受精卵まで。進化の過程で卵が生み出される場所が変わるのに応じて、卵は姿形を変えてきました。水の中から陸へと上がる時に乾燥に耐える固い殻を獲得したのもその一例。展示では、顕微鏡をのぞいて実物の卵を観察できます。

みどころ02

パズルを組み立てて、
”咽頭嚢”のはたらきを見よう

からだの中央に丈夫な背骨をもつ仲間たちのからだづくりを観察すると、魚類でも陸上動物でも必ず首の横に小さなスジが現れます。咽頭嚢という組織です。咽頭嚢はサカナ、ニワトリ、ヒトなどでそれぞれの暮らし方に応じた器官に変化していきます。あなたのからだの中にも咽頭嚢の使いまわしの例が見られます。

みどころ03

「樹花鳥獣図屏風」と重ね、
生きものの成長を見よう

江戸時代の伊藤若冲が描いた「樹花鳥獣図屏風」には、生きものの多様性が見事に描かれています。これらの生きものはみな発生を経て生まれた仲間たち。展示では、生きもののシルエットを押すと、卵から育ち大人になるまでの生きものの様子が浮かび上がります。

みどころ04

4つの節足動物を“体節”から読み解く

現在100万種ほど同定されている動物の約8割は、カニやムカデ、昆虫などの節足動物。種類の多さでは最も成功した仲間です。この多様さを支えるのが、繰り返し構造をもつ体節とそこから伸びる付属肢の使いまわしです。パズルを組み立てて節足動物の多様な生き方を見比べましょう。