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季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。

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“生態”での検索結果を表示しています。(86 件の記事が該当しました)

SPECIAL STORY

パンダの時間

中尾 建子

2023年12月2日に行なった講演『パンダの時間 -アドベンチャーワールドでは聞けないアドベンチャーワールドの話-』では、パンダに関する様々なお話をしていただきました。この記事では、内容の一部をご紹介します。全編は動画にてご覧いただけます。

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RESEARCH

海の豊かさを支えるサンゴの普遍と多様

新里宙也

沖縄県出身。2001年京都大学農学部卒業。2008年にJames Cook UniversityにてPh.D. (Biochemistry)取得。沖縄科学技術大学院大学マリンゲノミックスユニット研究員、グループリーダーなどを経て、2017年より東京大学大気海洋研究所海洋生命科学部門准教授。

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季刊「生命誌」107号

生命誌研究館の屋上にある「食草園」というモチーフから「昆虫と植物のかけひきの妙」を追った研究と表現の一年の総まとめです。RESEARCHは、1種対1種の共進化モデルと考えられてきたイチジクとイチジクコバチ。律儀な関係を維持しながらどのように多様化してきたのか? 「匂い」を手がかりにその謎に迫ります。チョウと食草の関わりを食性から探る研究では、光合成によって昆虫に対して「毒」となる化合物をつくる植物と、昆虫の解毒能力との関係という独自の視点から進化を探ります。

それぞれの研究室で考えたこと、季刊生命誌の取材から制作を通して考えたこと、今号のテーマを巡って研究し、表現した一年を、企画展「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」に集約しました。今号の紙面として、改めてそれをまとめています。是非、ご覧ください。

永田和宏館長の語り合いは、秋に開催したシンポジウム「生命誌から生命科学の明日を拓くⅡ」の報告です。オートファジー研究の第一人者、大隅良典先生の基調講演と、館長との対談は、改めて「生きていること」を探る基礎研究の魅力と、その意義を浮き彫りにします。

「生命」という定義からはみ出してはいるものの、私たち「生命」に無関係ではない「ウイルス」という存在を考える今年の紙工作「となりの生命誌」シリーズ第三弾は「ミミウイルス」。ほんとうに「生きている」とはどういうことなのか? まだ答えはありません。一緒に考えていきましょう。

TALK

自然の書をめくり恐竜の「生きる」をたずねる

小林快次×中村桂子

1971年福井県生まれ。1995年米ワイオミング大学地質学地球物理学科卒業。2004年米サザンメソジスト大学地球学科、博士号取得。現在、北海道大学総合博物館准教授。大阪大学総合学術博物館招聘准教授。著書に『ぼくは恐竜探険家!』『恐竜は滅んでいない』『恐竜時代Ⅰ』ほか監修多数。

SCIENTIST LIBRARY

アホウドリと僕の42年間

長谷川博

1971年京都大学農学部農林生物学科卒業。1976年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学(動物生態学)。1976年日本学術振興会奨励研究員。1977年東邦大学理学部助手。1986年東邦大学理学部講師。1997年東邦大学理学部助教授。2004年東邦大学理学部教授。2008年京都大学野生動物研究センター教授(兼任)。2014年東邦大学名誉教授。

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TALK

生態学から地球に生きる知恵を

湯本貴和 × 中村桂子

1959年徳島県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。理学博士。神戸大学教養部助手、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授を経て、現在、京都大学霊長類研究所教授。著書に『屋久島―巨木の森と水の島の生態学』(講談社ブルーバックス)、『熱帯雨林』(岩波新書)ほか。

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RESEARCH

関わりが生みだす昆虫の社会性

三浦徹

北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授。1999年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。日本学術振興会特別研究員、東京大学総合文化研究科助手を経て現職。

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季刊「生命誌」67号編む

多様な生きものたちを見ていると、いくらでも知りたいことが出てきます。でも、ふと生きものってこの姿しかないのだろうかとも思うのです。

対談のお相手の長沼さん、サイエンティスト・ライブラリーの吉田先生のお二人が期せずして地球外の生物を手にしたいという願いを語っています。宇宙探査が進み、生命体の棲む惑星の存在の可能性は高まっています。二例目の生命体との出会いも絵空事ではなさそうです。

そんな時だからこそ地球上の生物たちが38億年という時間の中でどのように編みあげられてきたかをもっとよく知りたいという気持が強まります。極限環境も含め、地球の生命体をとことん考え、そこにルールを探りたいという気持を長沼さんと語りました。チューリングやL-システムなどとっかかりは見えている気がします。

DNA→RNA→タンパク質といういわゆるセントラル・ドグマを支えるtRNAの進化を捉えた藤島さん。ちょっといい加減で、しかも巧みに立ちまわる生きものの特性を、分子のジグソーパズルで見せてくれる楽しい研究です。ここでも極限環境に棲む古細菌が活躍します。分子だけでなく、社会性の進化もまさにちょっといい加減で巧み。三浦さんのシロアリ研究がそれを示します。分子から個体、社会と全体を捉える視点です。ATP合成酵素が回ってはたらくという思いもよらない事実を映像で示し、皆をうならせた吉田先生。若い頃から変らぬやんちゃ(失礼)が魅力です。(中村桂子)

RESEARCH

有性と無性を組み合わせて多様性を維持するシダ

篠原渉

2004年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学大学院理学研究科グローバルCOE特別講座助教。シダ植物と屋久島の高山性ミニチュア植物を対象に、種多様性、種分化、適応進化を研究している。

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RESEARCH

粘菌のふるまいに見る自己組織化の始まり

澤井哲

東京大学大学院総合文化研究科准教授。2001年東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。2001-2005年プリンストン大学分子生物学部博士研究員、JST ERATO複雑系生命プロジェクト(総括:金子邦彦教授)グループリーダーを経て、2008年より現職。

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季刊「生命誌」65号編む

子どもの頃、編みものが好きでした。母がセーターを編んだ残り糸を貰って靴下を編むのです。今思うと、一次元の糸が三次元の形を作っていくのが楽しかったのだろうなと思います。対談のお相手津田さんのカオスの数学というとんでもなく難しいテーマも、きっと編み上げられたものなので、編みものをほどくつもりで解きほぐせないかと思っています。カオスの基本テーマである「時間」は生命誌には不可欠ですから。

リサーチは、人気者の粘菌です。飢餓になるとアメーバが集まってキノコのような形になる姿はおなじみですが、この自己組織化がどのように起きるかを解いた研究、面白いです。もう一つは、研究館の人気者のオオヒメグモです。節足動物のモデル、ショウジョウバエとは違う前後軸、背腹軸の作り方が見えてきて、体の軸形成の進化を探る鍵になりそうで、これからが楽しみです。

サイエンティスト・ライブラリーは、脳研究で学士院賞を受賞なさったばかりの御子柴先生。研究はもちろん、絵画から中国の骨董まで、知的興味が溢れ出てきて話が止まらないのです。研究成果だけでなく、人間を伝えることの大切さを改めて感じました。分子から病気まで、脳という切り口であらゆる方向へ展開しています。(中村桂子)

RESEARCH

進化と生態のつながりを示す周期変動

吉田丈人

2001年京都大学生態学研究センター(理学研究科博士課程)修了。博士(理学)。米国コーネル大学ポスドク研究員・リサーチアソシエイト、日本学術振興会海外特別研究員・特別研究員、東京大学総合文化研究科講師を経て、2008年より同准教授。

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RESEARCH

種の維持と分化はどう決まる

梶田忠

1994年東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。同研究室の高山浩司博士や琉球大学の立石庸一博士と共に、グンバイヒルガオやオオハマボウなどさまざまな汎熱帯海流散布植物の種分化を探っている。

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RESEARCH

土は生きている—土壌動物が育む土壌環境

金子信博

1985年京都大学大学院農学研究科博士課程中退。農学博士。島根大学農学部助手、同助教授、鳥取大学大学院連合農学研究科助教授、横浜国立大学助教授を経て2001年より同大学院環境情報研究院教授。

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季刊「生命誌」63号めぐる

地球をめぐる旅を続け、現場からの報告を送り続けてきた石さんの「循環しか将来を生きる道はない」という言葉は重みがあります。地球環境問題という文字を見ない日はないのに、地球全体がつながっているという実感をもちながら暮らす人はなかなかふえません。生物が有限の場である地球で40億年近く続いてこられたのは、「めぐる」を基本にしてきたからであり、人間は生きものという感覚に基づく社会づくりの提案を続けなければならないと改めて感じました。リサーチで示された、土壌微生物と土壌動物が地上と地下の間で物質をめぐらせるしくみはみごとで、人間が農業で壊す土を作り直し続けてくれるありがたさがわかります。ミミズはダーウィンも高く評価したのを思い出します。BRHをめぐる研究は、昆虫進化です。オサムシに始まり、現在は昆虫全体の進化を系統解析で追う蘇研究室。発生の比較から進化を追う町田さんの研究は、まさに生命誌を描き出すみごとな成果で、今後も協力をお願いし、面白い結果を出して行きたいと思います。サイエンティスト・ライブラリーは、「考える人」という印象の強い坂野仁さん。一流の免疫学者であることを捨てて神経科学にとび込み、嗅覚で独自の成果をあげた今、また何を考えているのか。常に動いているのが魅力です。(中村桂子)

TALK

一つ一つの生きものを見つめる眼差し

鷲谷いづみ × 中村桂子

1950年東京都生まれ。東京大学大学院理学研究科博士課程修了。筑波大学生物科学系講師、助教授を経て現在東京大学大学院農学生命科学研究科教授。生態学、保全生態学が専門。中央環境審議会委員、日本学術会議会員。著書に『天と地と人の間で』『サクラソウの目』『生態系を蘇らせる』ほか多数。

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RESEARCH

熱帯林樹木の多様性が続くしくみ

相場慎一郎

1997年北海道大学大学院地球環境科学研究科修了、博士(地球環境科学)。
日本学術振興会特別研究員、鹿児島大学助手を経て2007年より同助教。

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TALK

音は身体全体で感じている

大橋 力

1933年生まれ。東北大学農学部卒業。筑波大学、文部省放送教育開発センター等を経て、財団法人国際科学振興財団理事・主席研究員。文明科学研究所所長。情報環境学を提唱する。知覚を超える高周波を含む音が脳を活性化する「ハイパーソニック・エフェクト」を発見。山城祥二の名で芸能山城組を主宰する音楽家でもある。主な著書に『情報環境学』『音と文明』、アルバム『輪廻交響曲』『交響組曲AKIRA』など。

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季刊「生命誌」49号関わる

今年のテーマは“関わる”。 “生きる”と同義語と言ってもよく、特別の視点ではないが、関わりが薄くなっている現代社会のことを考えてとりあげた。トークは“聴く”。常に全方向から入り、時間的現象である音の環境としての意味を、科学者で音楽家の大橋 力さんと語った。人類の故郷である熱帯雨林にある豊かな音の中に、聴覚でなく身体に働きかける音があり、その全体が快さをつくるというデータは納得できる。都会のマンションは音の砂漠とのこと。関わりのない場を思わせる。リサーチは、テナガザルとサンショウウオ。熱帯雨林でデュエットするサルがメロディーの中からお気に入りの部分を引き出すところが人間の赤ちゃんの言語習得に似ていて面白い。密度が高いと、頭が大きく共食いするサンショウウオが出るのだが、血縁 関係の中ではそれが見られない。何がそうさせるのだろう。サイエンティストライブラリーは大沢文夫先生。83歳の今も現役の雰囲気で、自分で考え、手を動かすことが必須と厳しい。その結果、あいまいさが生きものの本質であると見抜かれたのが面白い。エッセンスをカード、内容はこのジャーナルでという組み合わせでの発信がどこまでうまく行くか。今回表紙が変わって入りやすくなったでしょうか。ご覧下さい。

RESEARCH

エゾサンショウウオの表現型可塑性-そのしなやかな生存戦略

若原正己

1970年北海道大学大学院理学研究科博士課程中退、理学博士。北海道大学理学部助手、同助教授を経て2006年より北海道大学大学院生命科学院助教授。

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季刊「生命誌」49号関わる

今年のテーマは“関わる”。 “生きる”と同義語と言ってもよく、特別の視点ではないが、関わりが薄くなっている現代社会のことを考えてとりあげた。トークは“聴く”。常に全方向から入り、時間的現象である音の環境としての意味を、科学者で音楽家の大橋 力さんと語った。人類の故郷である熱帯雨林にある豊かな音の中に、聴覚でなく身体に働きかける音があり、その全体が快さをつくるというデータは納得できる。都会のマンションは音の砂漠とのこと。関わりのない場を思わせる。リサーチは、テナガザルとサンショウウオ。熱帯雨林でデュエットするサルがメロディーの中からお気に入りの部分を引き出すところが人間の赤ちゃんの言語習得に似ていて面白い。密度が高いと、頭が大きく共食いするサンショウウオが出るのだが、血縁 関係の中ではそれが見られない。何がそうさせるのだろう。サイエンティストライブラリーは大沢文夫先生。83歳の今も現役の雰囲気で、自分で考え、手を動かすことが必須と厳しい。その結果、あいまいさが生きものの本質であると見抜かれたのが面白い。エッセンスをカード、内容はこのジャーナルでという組み合わせでの発信がどこまでうまく行くか。今回表紙が変わって入りやすくなったでしょうか。ご覧下さい。

RESEARCH

テナガザルの歌からことばの起源を探る

正高信男

1954年大阪生まれ。大阪大学院人間科学研究科修了。学術博士。アメリカ国立衛生研究所客員研究員、マックスプランク精神医学研究所研究員などを経て現在、京都大学霊長類研究所教授。NTTコミュニケーション科学基礎研究所リサーチプロフェッサーを併任。

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季刊「生命誌」49号関わる

今年のテーマは“関わる”。 “生きる”と同義語と言ってもよく、特別の視点ではないが、関わりが薄くなっている現代社会のことを考えてとりあげた。トークは“聴く”。常に全方向から入り、時間的現象である音の環境としての意味を、科学者で音楽家の大橋 力さんと語った。人類の故郷である熱帯雨林にある豊かな音の中に、聴覚でなく身体に働きかける音があり、その全体が快さをつくるというデータは納得できる。都会のマンションは音の砂漠とのこと。関わりのない場を思わせる。リサーチは、テナガザルとサンショウウオ。熱帯雨林でデュエットするサルがメロディーの中からお気に入りの部分を引き出すところが人間の赤ちゃんの言語習得に似ていて面白い。密度が高いと、頭が大きく共食いするサンショウウオが出るのだが、血縁 関係の中ではそれが見られない。何がそうさせるのだろう。サイエンティストライブラリーは大沢文夫先生。83歳の今も現役の雰囲気で、自分で考え、手を動かすことが必須と厳しい。その結果、あいまいさが生きものの本質であると見抜かれたのが面白い。エッセンスをカード、内容はこのジャーナルでという組み合わせでの発信がどこまでうまく行くか。今回表紙が変わって入りやすくなったでしょうか。ご覧下さい。

季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

オンライン開催 催しのご案内

その他

4/5(金)まで

桜の通り抜け(JT医薬総合研究所 桜並木) 3/26〜4/5