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アーカイブ

季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。

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“アート”での検索結果を表示しています。(83 件の記事が該当しました)

TALK

[複製と共有] 観察による手描きと再認を求める写真

港千尋

1960年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1985年よりパリを拠点に写真家・批評家として幅広く活動。主な著書に『群衆論』『記憶』『映像論』『洞窟へ』、写真集に『瞬間の山』など。

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」45号観る

眼で見るだけでなく、見えてきたものの意味を考える「観る」が今年のテーマです。トークは写真家の眼を通して、観るとは何かを考えていらっしゃる港さん。一瞬を凝縮した写真から、撮影の瞬間には見えなかったものが見えてくるというお話は興味深いものでした。描くには時間が必要で、眼と脳と手が回路をつくって美しさという判断を入れていくことは、科学の世界でも認識されています。写真も再認という形での時間を含むという指摘は、観ると知るの関係を考える時の視点を与えてくれました。

リサーチは、まず脊椎動物が水中から陸上へという環境の大変化に、エラから副甲状腺への作り替えによるカルシウム調節という方法で対応した話。“あり合わせを上手に使う”という生きものの得意技です。BRHニュースに紹介したように私たちも生物、特に昆虫の上陸に注目した研究を始めています。もう一つは、分解を巧みに組み込んだ代謝を、分子に標識をつけることによって眼でみられるようにした研究です。肉眼や顕微鏡で見てきたことを、分子の動きに結びつけて考えられる時代になったことを実感します。

サイエンティストライブラリーの赤澤先生は化石を考古学の対象だけにせず、工学、解剖学、情報学などを駆使して、人骨を歩かせるなど生活感覚を生かした新しいフィールド科学を作っています。

「観る」の一例として、細胞内での分子たちのはたらきをCGで表現しました。細胞はたくさんの分子のつまった複雑な場であると同時に、一つの分子にとってはとても大きな空間だとわかりました。この二つの認識で細胞を見る新しい試みを続けます。BRHのシンボルである生命誌絵巻も、観るという視点から再検討しました。

中村桂子

ART

ART in BIOHISTORY 絵巻-時間をみる

ART in BIOHISTORY 絵巻-時間をみる

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」45号観る

眼で見るだけでなく、見えてきたものの意味を考える「観る」が今年のテーマです。トークは写真家の眼を通して、観るとは何かを考えていらっしゃる港さん。一瞬を凝縮した写真から、撮影の瞬間には見えなかったものが見えてくるというお話は興味深いものでした。描くには時間が必要で、眼と脳と手が回路をつくって美しさという判断を入れていくことは、科学の世界でも認識されています。写真も再認という形での時間を含むという指摘は、観ると知るの関係を考える時の視点を与えてくれました。

リサーチは、まず脊椎動物が水中から陸上へという環境の大変化に、エラから副甲状腺への作り替えによるカルシウム調節という方法で対応した話。“あり合わせを上手に使う”という生きものの得意技です。BRHニュースに紹介したように私たちも生物、特に昆虫の上陸に注目した研究を始めています。もう一つは、分解を巧みに組み込んだ代謝を、分子に標識をつけることによって眼でみられるようにした研究です。肉眼や顕微鏡で見てきたことを、分子の動きに結びつけて考えられる時代になったことを実感します。

サイエンティストライブラリーの赤澤先生は化石を考古学の対象だけにせず、工学、解剖学、情報学などを駆使して、人骨を歩かせるなど生活感覚を生かした新しいフィールド科学を作っています。

「観る」の一例として、細胞内での分子たちのはたらきをCGで表現しました。細胞はたくさんの分子のつまった複雑な場であると同時に、一つの分子にとってはとても大きな空間だとわかりました。この二つの認識で細胞を見る新しい試みを続けます。BRHのシンボルである生命誌絵巻も、観るという視点から再検討しました。

中村桂子

RESEARCH

ART in BIOHISTORY【日本文化の中の生きもの】 観察と表現

ART in BIOHISTORY【日本文化の中の生きもの】 観察と表現

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TALK

[語る叙事詩] 「生きもの」と「ヒト」と「人間」

川田順造 × 中村桂子

1934年東京生まれ。文化人類学。東京大学教養学部卒、パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、現在神奈川大学大学院教授。主著に『曠野から-アフリカで考える』(筑摩書房)、『無文字社会の歴史』(岩波書店)、『聲』(筑摩書房)、『口頭伝承論』(河出書房新社)ほか多数。

TALK

[語る舞台] 世界観を築く

遠藤啄郎 × 中村桂子

東京芸大油絵科卒。演劇、人形劇、舞踊、音楽劇などの脚本・演出家。舞台用創作仮面のデザイン、製作。現代の「語り」芝居をライフワークとしている。海外公演も多く、ヨーロッパ、北米、アジア、東欧など三十都市におよぶ。代表作には仮面劇「小栗判官・照手姫」、仮面劇マハーバーラタ「若きアビマニュの死」など。紀伊国屋演劇賞、日本文化デザイン賞、横浜文化賞、他。劇団横浜ボートシアター代表。

RESEARCH

ART in BIOHISTORY【日本文化の中の生きもの】 描かれた生きものを探る

ART in BIOHISTORY【日本文化の中の生きもの】 描かれた生きものを探る

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TALK

生を写す視点

佐々木丞平 × 中村桂子

1941年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業。文化庁文部技官、調査官を経て、現在、京都大学大学院文学研究科教授、同大学附属図書館長。 美学、美術史学(日本近世絵画史)専攻。

キーワード

TALK

生物学のロマンとこころ

岡田節人 × 中村桂子

1927 年兵庫県伊丹市生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学教授、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所所長、同機構長、国際生物科学連合副総裁等を歴任。1993年から2001年3月までJT生命誌研究館館長。現在、京都大学名誉教授、JT生命誌研究館特別顧問。

Special Story

ガラスの中の光のシステム ─ 光合成を視覚化する

鈴木亘彦

1969年、神奈川県生まれ。美術造形作家。東京造形大学卒業後、ブラジルへ渡り3年間制作活動を行なう。サンパウロで開催された日本とブラジル日系の若手作家26人展('95)、国際フォーラムで行なわれたNICAF('99)に参加するなど展覧会多数。そのほかにも幅広く活動を行ない、建築では、ホテル阪神ロビーニッチ・カフェや慶応大学マルチメディアルームにかかわり、『Water Planet 01.02.』などの出版物の企画にも参加している。

キーワード

Gallery

研究を表現する

北地直子

JT生命誌研究館

キーワード

Art

薄様の膜を透かして

伊部京子

1941年名古屋市生まれ。67年京都工芸繊維大学大学院修士課程修了、現同大学非常勤講師。和紙造形作家。82年(株)シオン設立、代表取締役。93年京都府文化功労賞受賞。98、99年SOFA Show(シカゴ)、2000年個展(東京、富士市、スコッツデールコンテンポラリーアートミュージアム)、University of Utah(アメリカ)客員教授など、国内外で、グループ展、アート・インスタレーション、講演多数。

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TALK

身体をとりもどす

三浦雅士

1946年生まれ。70年代に『ユリイカ』『現代思想』編集長として活動。80年代に評論活動に入り,舞踏への関心を深めていく。現在,『ダンスマガジン』『大航海』編集長。主要著書に『私という現象』『主体の変容』『メランコリーの水脈』『身体の零度』『小説という植民地』『考える身体』などがある。

キーワード

Special Story

正確に研究を表現したい ─ 意味のある絵をつなぐ

工藤光子

生命誌研究館は"科学のコンサートホール"。今回は、映像を使ってDNAの構造と働きの一部を"演奏"することにチャレンジしました。まだまだ演奏は手探りですが、舞台裏にはそんな私達を支えてくれた多くの人たちの協力がありました。 「コンピュータグラフィックス DNAって何?」ができあがった過程を皆さんも一緒にたどってみてください。

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Special Story

絵をおこす

川村りら

元富士通SSL・イラストレーター

キーワード

Gallery Special

布に描かれた世界の生命の樹

布に描かれた世界の生命の樹

キーワード

季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

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