季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。
検索結果を表示しています。(799 件の記事が該当しました)
TALK
オンラインで語り合う
山中伸弥
双方向オンラインライブ配信で行われたシンポジウムには、
全国各地から高校生の皆さんが参加し、たくさんの質問が寄せられました。
その中から6つを取り上げ、当日の基調講演と鼎談に続く質問タイムで、3人の演者に回答をいただきました。
RESEARCH
原核から真核生物誕生への道筋
マサル・K・ノブ
2011年米国カールトン大学卒業、2013年イリノイ大学土木環境工学部修士課程、17年イリノイ大学土木環境工学部博士課程修了。2017年より産業技術総合研究所(AIST)生物プロセス研究部門 研究員。専門は微生物学とゲノム科学。生きもののゲノムと遺伝子から、38億年続く生きものの進化の道筋と、微生物の知られざる能力の解明を目指す。
RESEARCH
自己複製を支える核の大きさを制御するしくみ
久米一規
2007年 広島大学大学院先端物質科学研究科 博士課程修了。博士(理学)。同研究科助教、英国癌研究所(現 フランシス・クリック研究所)客員研究員(併任)を経て、2019年より広島大学大学院統合生命科学研究科 准教授。写真:私(本人左)の核サイズ研究でなくてはならない存在のPaul Nurse先生(フランシス・クリック研究所 所長)と。
RESEARCH
非生命から生命へ
市橋伯一
1978年生まれ。専攻は進化生物学。東京大学大学院博士課程修了(薬学)、JST ERATO研究員、大阪大学大学院情報科学研究科准教授などを経て東京大学大学院総合文化研究科・先進科学研究機構・生物普遍性研究機構教授。
TALK
「問い」をもち続けるために
永田和宏×吉田賢右×近藤寿人
どの子も、成長の初期に、必ず「なぜ?」という問いをくり返す時期をもっている。世界が不思議に満ちているからである。だが、次第にその「なぜ」は日常の惰性のなかに埋没し、忘れられ、顔を見せることが少なくなる。だが、科学は「なぜ」という問をもつところからしかスタートしない。私はJT生命誌研究館を「問いを発掘する場」だと考えたいと思うものであるが、この鼎談のなかで、3人が一致したのもその点だっただろう。
今回、顧問として来ていただくことになったお二人は、サイエンティストとして私が心から尊敬できる方々である。そんなお二人の顧問と、これからの生命誌研究館のあり方をともに模索していけることに湧々とした期待を抱いている。(永田和宏)
RESEARCH
ヒレから指へ、上陸の進化史を探る
中村哲也
2007年大阪大学生命機能研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員(DC2, PD)、大阪大学助教の後に渡米。日本学術振興会海外特別研究員(シカゴ大学)、上原財団フェロー(シカゴ大学)、Whitman Center Fellowship (Marine Biological Laboratory)などのサポートを受け、2018年よりRutgers, The State University of New JerseyでPIとしてラボを運営(http://nakamuralab.com)。 ポスドク研究員、学生を随時募集中。海外留学で悩んでいる方もぜひご連絡ください。
RESEARCH
ライブイメージングで捉えたエンハンサーの転写制御
深谷雄志
2014年東京大学新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、プリンストン大学博士研究員を経た後、2018年より東京大学定量生命科学研究所生命動態研究センター講師。2014年日本学術振興会育志賞、2019年文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。
PERSPECTIVE
生きものを形づくるゲノム
表現を通して生きものを考えるセクター
生きものを形づくるゲノム
JT生命誌研究館 表現を通して生きものを考えるセクター
TALK
生命誌の新しい展開を求めて
永田和宏×中村桂子
1947年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。細胞生物学者。京都大学名誉教授。京都産業大学タンパク質動態研究所所長を経て、2020年4月よりJT生命誌研究館館長。歌人として宮中歌会始詠進歌選者、朝日歌壇選者も務める。紫綬褒章、瑞宝中綬章受章。ハンス・ノイラート科学賞受賞。歌人として『近代秀歌』『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』『象徴のうた』、科学者として『タンパク質の一生』『生命の内と外』など著書多数。
RESEARCH
サルの発声から見るヒトの言語の起源
香田啓貴
2001年京都大学理学部卒業。 2003年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程終了。博士(理学)。京都大学霊長類研究所多様性保全研究分野助手を経て、2008年より同研究所認知科学研究部門助教。現在、文部科学省新学術領域「共創的コミュニケーションのための進化言語学」のメンバーとして言語成立の進化史についての妥当な仮説構築を、参画する仲間と共に取り組んでいる。
RESEARCH
ゲノム・言語・音楽からヒトの歴史を探る
松前ひろみ
2005年東海大学電子情報学部卒業。2012年東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科博士課程終了。博士(医学)。自然人類学・進化生物学の分野でポスドクを経験後、2018年より東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 助教。
RESEARCH
歴誌を見つめて ―中立進化からヤポネシアまで
斎藤成也
1957年福井県生まれ。専攻は人類進化学、ゲノム進化学。東京大学理学部生物学科卒業、テキサス大学ヒューストン校大学院修了。東京大学理学部助手などを経て国立遺伝学研究所教授、総合研究大学院大学教授(兼任)。04年木原記念財団学術賞を受賞。13年公益信託進化学振興木村資生基金より木村賞。
とびらの写真の頭骨は、琉球大学と共同で調べた自身の頭骨のCTスキャンのデータを、教え子達が3Dプリンタで立体にし、還暦のお祝いに贈ってくれたもの。
SPECIAL STORY
物理に宿る 生命の紡ぐ物理学
金子邦彦
1956年神奈川県生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。ロスアラモス研究所研究員、東京大学教養学部物理学教室助手、基礎科学科助教授などを経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は、カオス、非平衡現象論、理論生物物理、普遍生物学。
SPECIAL STORY
21世紀の比較発生学的世界観
倉谷 滋
1958年大阪府生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修士・博士課程修了。理学博士。琉球大学医学部助手、熊本大学医学部助教授、岡山大学理学部教授を経て、2002年より理化学研究所発生・再生科学総合研究センター創造的研究推進プログラム形態進化チームリーダー、2005年より同グループディレクター。現在、理化学研究所生命機能科学研究センター形態進化研究チーム、チームリーダー、兼、理化学研究所開拓研究本部倉谷形態進化研究室、主任研究員。著書に『新版・動物進化形態学』、『分節幻想』など。
SPECIAL STORY
人間の想像力を科学する
酒井 邦嘉
1964年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。同大学医学部助手、ハーバード大学医学部リサーチフェロー、MIT言語学・哲学科客員研究員を経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。生成文法理論に基づいて、言語の法則性を脳科学から実証する研究に取り組む。近著に『芸術を創る脳』『科学という考え方』『チョムスキーと言語脳科学』ほか。
SCIENTIST LIBRARY
科学と日常の重ね描きを
中村桂子
1936年東京生まれ。1959年東京大学理学部化学科卒業。1964年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了(理学博士)。国立予防衛生研究所研究員。1971年三菱化成生命科学研究所社会生命科学研究室長。1981年三菱化成生命科学研究所人間・科学研究部長。1989年早稲田大学人間科学部教授。1991年日本たばこ産業経営企画部(生命誌研究館準備室)顧問。1993年JT生命誌研究館副館長。2002年JT生命誌研究館館長。
RESEARCH
RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今
尾崎克久
「本能」のしくみから「生きる」を考える
母チョウは前脚で植物の成分を“味見”し、幼虫が食べられる葉にしか卵を産みません。練習して徐々に味見がうまくなるような時間はないので、この食草認識のしくみは本能としてプログラムされ、正確に受け継がれています。本能に関わる遺伝子から産卵行動までを総合的に解明し、チョウが食草を選んでいのちを紡ぎ、変化し進化する様子を理解します。
RESEARCH
RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今
蘇智慧
多様な生きものがどのように共通祖先から生まれてきたのか
生きものの中で最も多様な昆虫類。分子データを用いて昆虫類の進化過程やオサムシの進化様式を明らかにしてきました。昆虫多様化の原動力は植物との関わり合いにあると捉え、現在イチジクとイチジクコバチをモデルに系統進化(時間軸)と相互作用(空間軸)の両側面から生きものの多様化機構を解明しています。
RESEARCH
RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今
小田広樹
ゲノムに進化の向きを見出し、物理法則で説明したい
球形の卵の中で、対称性を破る細胞の動きと細胞の話し合いで形づくられるオオヒメグモ。ゲノムの解析をもとに、細胞が話し合うしくみや細胞をつなぐ構造に進化の向きを知る手がかりを見出しています。動物進化の向きを物理法則に基づいて説明できるようになることが究極の課題です。
RESEARCH
RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今
橋本主税
ゲノムに進化の向きを見出し、物理法則で説明したい
球形の卵の中で、対称性を破る細胞の動きと細胞の話し合いで形づくられるオオヒメグモ。ゲノムの解析をもとに、細胞が話し合うしくみや細胞をつなぐ構造に進化の向きを知る手がかりを見出しています。動物進化の向きを物理法則に基づいて説明できるようになることが究極の課題です。
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2024年
あなたがいて「わたし」がいる
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2023年
生きものの時間2
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2022年
生きものの時間
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2021年
自然に開かれた窓を通して
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2020年
生きもののつながりの中の人間
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2019年
わたしの今いるところ、そしてこれから
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2018年
容いれる・ゆるす
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2017年
和なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる
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2016年
ゆらぐ
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2015年
つむぐ
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2014年
うつる
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2013年
ひらく
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2012年
変わる
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2011年
遊ぶ
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2010年
編む
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2009年
めぐる
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2008年
続く
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2007年
生る
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2006年
関わる
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2005年
観る
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2004年
「語る」 「語る科学」
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2003年
「愛づる」 「時」
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2002年
人間ってなに?
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2001年
「生きものが作ってきた地球環境」ほか
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2000年
「骨と形 — 骨ってこんなに変わるもの?」ほか
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1999年
「化学物質でつながる昆虫社会」ほか
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1998年
「刺胞動物を探る サンゴの一風変わった進化」ほか
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1997年
「花が咲くということ」ほか
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1996年
「ゲーリング博士が語る 目の進化の物語」ほか
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1995年
「生き物が語る「生き物」の物語」ほか
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1994年
「サイエンティフィック・イラストレーションの世界」ほか
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1993年
「生き物さまざまな表現」ほか
季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。
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動詞で考える生命誌
生命誌では生きものの本質を知る切り口となる動詞を探し、毎年活動のテーマとしてきました。これらの動詞を出発点として記事を巡る表現です。生命誌の活動の広がりと、独自の視点でのつながりが見えます。
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生命誌の世界観
科学、哲学、美術、文学など多様な分野の記事を「生命誌の世界観」の上に置き、統合する表現です。「生きている」をさまざまな視点から見つめてみませんか。
- PC閲覧専用コンテンツです。
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生命研究のあゆみ
日本の生命研究の基礎をつくった研究者が自らの人生を語るインタビュー記事(Scientist Library)を総合する表現です。先生方の研究人生と、分子生物学誕生からの生命研究のあゆみを重ねた年表から記事が読めます。
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