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アーカイブ

季刊「生命誌」は音楽などの文化を最新の科学と同居させ、新しい知の表現を試みる冊子として、開館と同時に創刊しました。
2019年に100号を迎え、記事数は800を越えます。生命誌の本棚を巡る気持ちで自由に記事を行き来してみてください。

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“発生”での検索結果を表示しています。(121 件の記事が該当しました)

PERSPECTIVE

ゲノムが刻む生きものの時間

表現を通して生きものを考えるセクター

私たちがこの世界に生を受けるのは出産の時、誕生の瞬間ですが、生まれた時に私たちの身体は、2〜3兆個の細胞からできています。生まれたての赤ちゃんは小さいながらも、すでにヒトとしての完全な身体ができています。機能としては未熟でも、目も耳も、心臓も肺も、肩も膝も、精巧につくりあげられています。この身体は、どのようにつくられるのでしょうか。

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」108号生きものの時間

今年の季刊「生命誌」は「生きものの時間」を考えます。
生きものの時間には、動物も植物も、太陽が光を与えてくれる昼と光を失う夜の繰り返しからなる「1日」という時間、昼の長さの変化や暖かさ・寒さを伴う「1年」という時間を基礎として刻まれるものが少なくありません。しかしそれらの時間は、固定されたペースで刻まれるのではなく、気候・気象など環境の変動などに対応して、早めたり遅めたりして、生きものがこの地球上でしたたかに生きるすべを与えています。この2つの基本的な、そして柔軟な生きものの時間は、生きものが親から子へ伝える情報として築き上げてきたゲノムの中に、生きものの歴史のかなり早い時期から刻み込まれています。
今号は、受精卵から体をつくるさまざまな細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで互いに精巧につながり、一つの個体となる「生まれるまでの時間」に迫ります。体の組織や臓器が生まれる独自の時間の中で、細胞は体の他の部分の状況に応じて変化を早めたり、時には一時停止したりと、柔軟かつ驚異的な時の刻み方をします。私たち生きものが持つ時間について、記事や動画、紙工作を楽しみ、そして実感していただければと思います。

連載記事

発生生物学の静かな革命

近藤寿人

これまでの発生生物学がどのようにしてできたのかを見てみましょう。

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」108号生きものの時間

今年の季刊「生命誌」は「生きものの時間」を考えます。
生きものの時間には、動物も植物も、太陽が光を与えてくれる昼と光を失う夜の繰り返しからなる「1日」という時間、昼の長さの変化や暖かさ・寒さを伴う「1年」という時間を基礎として刻まれるものが少なくありません。しかしそれらの時間は、固定されたペースで刻まれるのではなく、気候・気象など環境の変動などに対応して、早めたり遅めたりして、生きものがこの地球上でしたたかに生きるすべを与えています。この2つの基本的な、そして柔軟な生きものの時間は、生きものが親から子へ伝える情報として築き上げてきたゲノムの中に、生きものの歴史のかなり早い時期から刻み込まれています。
今号は、受精卵から体をつくるさまざまな細胞が生まれ、そのたくさんの細胞が絶妙なタイミングで互いに精巧につながり、一つの個体となる「生まれるまでの時間」に迫ります。体の組織や臓器が生まれる独自の時間の中で、細胞は体の他の部分の状況に応じて変化を早めたり、時には一時停止したりと、柔軟かつ驚異的な時の刻み方をします。私たち生きものが持つ時間について、記事や動画、紙工作を楽しみ、そして実感していただければと思います。

RESEARCH

RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今

小田広樹

ゲノムに進化の向きを見出し、物理法則で説明したい

球形の卵の中で、対称性を破る細胞の動きと細胞の話し合いで形づくられるオオヒメグモ。ゲノムの解析をもとに、細胞が話し合うしくみや細胞をつなぐ構造に進化の向きを知る手がかりを見出しています。動物進化の向きを物理法則に基づいて説明できるようになることが究極の課題です。

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RESEARCH

RESEARCH 01 生命誌研究のこれまでと今

橋本主税

ゲノムに進化の向きを見出し、物理法則で説明したい

球形の卵の中で、対称性を破る細胞の動きと細胞の話し合いで形づくられるオオヒメグモ。ゲノムの解析をもとに、細胞が話し合うしくみや細胞をつなぐ構造に進化の向きを知る手がかりを見出しています。動物進化の向きを物理法則に基づいて説明できるようになることが究極の課題です。

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RESEARCH

後ろ足の位置の多様性を生み出すしくみ

鈴木孝幸

1999年慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、2004年 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科後期博士課程修了。博士(バイオサイエンス)。日本学術振興会特別研究員、海外特別研究員(於ウィスコンシン大学)、さきがけ研究員(兼任)などを経て、2018年より名古屋大学大学院生命農学研究科准教授

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RESEARCH

イモリの再生と赤血球の不思議な関係

千葉親文

1995年筑波大学大学院生物科学研究科生物物理化学専攻修了。博士(理学)。同大学大学院生命環境科学研究科講師、准教授などを経て2018年より同大学生命環境系教授。イモリ研究者で作るイモリネットワーク代表。

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RESEARCH

組織の秩序を保つ細胞の集団運動のしくみ

青木一洋

2007年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。京都大学大学院生命科学研究科研究員、助教、さきがけ研究員(兼任)、講師、京都大学大学院医学研究科特任准教授を経て、2016年より自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター(2018年度から生命創成探究センターに改組)/基礎生物学研究所教授。

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RESEARCH

血管の「かたち」をつくる細胞たち

木戸屋 浩康

2008年大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(医学)。2009年より、大阪大学微生物病研究所助教。

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季刊「生命誌」94号和 | なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる

今年の夏は猛暑日が続き各地が豪雨に見舞われました。朝顔や花火と共に暑さを楽しむのが日本の夏ですのに、自然が荒々しくなっています。自然の本質を知り上手なつき合い方を見出す科学の役割を見直したいと思い、大栗先生に基本を伺いました。新しい問いを探し、新しい解き方を探る喜びから自然を大切に思う気持を育てていく。自然もそんな人間には優しくしてくれそうな気がします。

リサーチは脊椎動物、私たちです。飢えへの対処、動脈と静脈の並走という日常から生き方の基本がわかり面白いです。日常と言えば、イモリのレンズ再生を自宅の水槽で続け、お得意の絵で表現なさる江口先生、研究者としてすてきですね。

お天気同様、人間社会も和む、和らぐ、和まるではありません。とくに気になるのが、言葉が大切にされないことです。M・エンデ作『モモ』の主人公モモは聞き上手、それで社会が和みました。聞き上手の集まる社会、それが「和」かもしれません。先回、ホームページの「生命誌の広場」にたくさんお言葉をいただきありがとうございました。よく聞くことをお約束しますので、今回もお願いします。

2017年9月1日 中村 桂子

SCIENTIST LIBRARY

イモリのレンズ再生に魅せられて

江口吾朗

1933年愛知県生まれ。1956年名古屋大学理学部生物学科卒業。1959年名古屋大学理学部生物学科助手。1964年理学博士(名古屋大学)。1968年京都大学理学部生物物理学科助教授。1976年名古屋大学理学部教授。1983年基礎生物学研究所教授。1996年熊本大学長。2003年尚絅学園理事長。2012年尚絅学園顧問。

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季刊「生命誌」94号和 | なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる

今年の夏は猛暑日が続き各地が豪雨に見舞われました。朝顔や花火と共に暑さを楽しむのが日本の夏ですのに、自然が荒々しくなっています。自然の本質を知り上手なつき合い方を見出す科学の役割を見直したいと思い、大栗先生に基本を伺いました。新しい問いを探し、新しい解き方を探る喜びから自然を大切に思う気持を育てていく。自然もそんな人間には優しくしてくれそうな気がします。

リサーチは脊椎動物、私たちです。飢えへの対処、動脈と静脈の並走という日常から生き方の基本がわかり面白いです。日常と言えば、イモリのレンズ再生を自宅の水槽で続け、お得意の絵で表現なさる江口先生、研究者としてすてきですね。

お天気同様、人間社会も和む、和らぐ、和まるではありません。とくに気になるのが、言葉が大切にされないことです。M・エンデ作『モモ』の主人公モモは聞き上手、それで社会が和みました。聞き上手の集まる社会、それが「和」かもしれません。先回、ホームページの「生命誌の広場」にたくさんお言葉をいただきありがとうございました。よく聞くことをお約束しますので、今回もお願いします。

2017年9月1日 中村 桂子

RESEARCH

幼虫が昇る「大人への階段」

大原裕也

2009年静岡県立大学食品栄養科学部卒、2014年同大学院生活健康科学研究科博士後期課程修了。博士(食品栄養科学)。カリフォルニア大学リバーサイド校研究員などを経て、2015年より静岡県立大学食品栄養科学部助教。

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季刊「生命誌」93号和 | なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる

NHKの子どもの時間の「にほんごであそぼ」で、「和のどまる」という言葉を知りました。辞書に、のどかになる、しずまる、おちつく、とあります。今年のテーマに加えます。最近の社会の動きには、しずまり、おちついてほしいと願うことが多いので。

樂吉左衞門さんが、悩んだら自然の中に入ってその静けさを感じ、そこからの目線を持つことで次の仕事へ移れると話して下さいました。生命誌は、科学を通して人間は自然の一部という視点から生き方を探しています。そこで、しずまり、おちつくには、やはり自然の中にいる感覚が大切と考えています。その翌日、AI(人工知能)の研究会に参加し、人間を越えたポスト・ヒューマンの時代を予測する議論に違和感を覚えました。

今回のリサーチは無脊椎動物。昆虫など小さな生きものに学ぶのは生命誌の基本です。難波啓一先生も顕微鏡で観る小さな世界に学ばれています。

「和まる」。よい言葉だとお思いになりませんか。日々の暮らしにこれを生かすお仲間になって下さい。ホームページの「ちょっと一言」にも書きましたので、覗いてお考えを書き込んで下さい。

2017年6月1日 中村 桂子

SCIENTIST LIBRARY

対称性を破る動物の形づくり

濱田博司

1950年香川県生まれ。1975年 岡山大学医学部 卒業。1979年 岡山大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。1979年 (財)癌研究所生化学部流動研究員。1979年 アメリカ国立衛生研究所(NIH)研究員。1985年 ニューファンドランドメモリアル大学医学部、アシスタントプロフェッサー。1988年東京大学医学部生化学教室助教授。1993年(財)東京都臨床医学総合研究所化学療法部部長。1995年大阪大学細胞生体工学センター教授。2002年大阪大学大学院生命機能研究科教授。2015年理化学研究所多細胞システム形成研究センター長。

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SCIENTIST LIBRARY

変わらない熱情で、中胚葉へと変わる過程を見る

浅島誠

1944年
新潟県佐渡市生まれ
1963年
新潟県立佐渡高等学校卒業
1967年
東京教育大学理学部卒業
1972年
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)/ドイツ・ベルリン自由大学分子生物学研究所研究員
1974年
横浜市立大学文理学部助教授
1985年
横浜市立大学文理学部教授
1993年
東京大学教養学部教授
1995年
東京大学総長補佐
1996年
東京大学大学院総合文化研究科教授
2003年
東京大学大学院総合文化研究科長・教養学部長
2005年
日本学術会議副会長/東京大学生命科学教育支援ネットワーク長/東京大学大学院総合文化研究科生命科学構造化センター長
2006年
産業技術総合研究所器官発生工学研究ラボ長
2007年
東京大学副学長・理事・特任教授
2008年
国際大学協会理事(ユネスコ)
2009年
(独)産業技術総合研究所フェロー・器官発生工学研究ラボ長/東京大学大学院総合文化研究科特任教授・総長室顧問/(独)科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェロー
2010年
(独)産業技術総合研究所フェロー・幹細胞工学研究センター長/筑波大学生命領域学際研究センター長
2011年
(独)日本学術振興会理事

1990年
日本動物学会賞/井上学術賞/Man of the Year 1991 (USA. ABI)
1994年
木原記念学術賞/ジーボルト賞(ドイツ政府)
1999年
東レ科学技術賞
2000年
持田記念医学薬学学術賞/内藤記念学術賞/有馬啓バイオインダストリー協会賞
2001年
上原賞/学士院賞、恩賜賞/紫綬褒章
2002年
比較腫瘍学常陸宮賞
2007年
日本宇宙生物学会功績賞
2008年
エルヴィン・シュタイン賞(ドイツ財団)/文化功労者
2010年
佐渡市名誉市民(第一号)

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季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

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シンポジウム

5/18(土)13:30〜15:45

虫の会(拡張版)第三回 「ピン留め」と「退縮」で作る昆虫の鋭い構造